個別生産
「個別生産」について説明します。
個別生産とは
「個別生産」とは、
お客様からの「受注」によって、 個別に生産する「生産形態」です。
「1個」から、「複数」まであります。
個別生産の例
「個別生産」の例としては、
「船舶」「産業機械」「重電」「船舶用エンジン」などがあります。
個別生産の特徴
「個別生産」には次のような特徴があります。
- 生産する製品が「お客様ごと」に異なっています。
製品が異なるため、「加工内容」や「工程順序」が異なっています。
- 使用する「部品」も個別に異なっています。
- 生産する「数量」が異なっています。
- 生産する「納期」が異なっています。
- 「工程」の機械・設備は「種類別」に配置されています。
- 「工程」の機械は「汎用機」が多くなっています。
どんなものでも加工することができます。
- 作業者は「多能工」で構成されています。
- 原則的に製品の「在庫」は持ちません。
「受注生産」が多いので「受注」してから「生産」します。
個別生産の工程管理の注意点
「個別生産」の「工程管理」の注意点です。
- 適正な「納期」を設定する必要があります。
製造部門は販売部門との関係を密にして、製造の「生産能力」、「操業度」などを考えて適正な「納期」の設定を、おこなう必要があります。
- 部品の「共通化」が必要です。
「原価」を安くするためには部品の「共通化」が必要になります。
加工が容易になり、「原価」を下げることができます。
- 「納期」の確保
生産の遅れの解消をおこないます。
- 「生産期間」(生産リードタイム)や「段取り時間」の短縮が必要です。
「納期」通り納入するためと「原価」をさげるために必要です。
- 安定的な「操業度」を保ちます。
「受注量」の調整や適量の「受注残」を確保します。
- 「負荷」や「余力」の管理
人や機械の「生産能力」と「負荷(仕事量)」を常に把握することが重要です。
- 「品種別配置」の導入
「機能別の機械別配置」から「品種別の機械配置」に近づけるようにします。
効率的な生産になります。
「流れ作業」ですね。
●「生産形態」の関連ページです。
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