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ロット生産


「ロット生産」について説明します。


ロット生産とは


「ロット生産」とは、
月々の生産を、「ロット」に分けて、「ロット別」に生産する生産形態です。


「ロット」とは、まとめて生産する製品別の「かたまり」のようなものです。
「工程管理」は「ロット別」におこなってゆきます。


ロット生産の例


「ロット生産」の例としては、「自動車などの機械の部品」「半導体」などがあります。
「ロット」ごとにまとめて生産してゆきます。


ロット生産の特徴


「ロット生産」には次のような特徴があります。

  • 「ロット生産」は「多品種少量生産」が多くなっています。
    ロット別にいろいろな製品が生産されます。

  • 「ロット単位」で工程間を移動してゆきます。

  • 「ロット別」に「進捗管理」や「実績」を管理します。

  • 機械は、加工の「工程順」にまとめらています。

  • 作業者は、「多工程持ちの能力」を持っています。

  • 「品種」または「品種のグループ」で経済的な「ロットサイズ」を決めています。

  • 「ロット生産」は、「見込み生産」も「受注生産」もあります。

  • 製品は、「生産者仕様」のものと「顧客仕様」のものがあります。

  • 製品や部品の「在庫」を、ある程度持っています。

  • 「品質管理」は「ロット別」に管理します。

です。


ロット生産の工程管理の注意点


「ロット生産」の「工程管理」の注意点です。

  • 「品種」や「品種グループ」に適した「工程」や「ライン編成」をおこないます。

  • 「負荷計画」を調整します。
    「生産量」と「生産ラインの負荷」のバランスを調整します。

  • 最適な「加工ロットサイズ」を設定します。
    製品によって、「生産量」「加工時間」「使用機械」が異なります。
    「ロットサイズ」を適正に決めて、「最小原価」「最小在庫」で生産する必要があります。

  • 製品と部品の「数量」の管理をおこないます。
    「実績管理」は「数量」でおこないます。

  • 「余力」を調整します。
    人員や機械の「生産能力」と「負荷(仕事量)を調整して「余力」を最小にする必要があります。

  • 「段取り時間」を改善します。
    品種が変わるごとに「段取り替え」が必要になります。
    「段取り時間」を短縮する改善が必要です。

などです。


●「生産形態」の関連ページです。


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