生産形態別の生産方式
「生産形態」と「生産方式」について説明します。
目次
生産形態と生産方式
「生産形態」とは、「受注」や「生産」の「形態」です。
「生産形態」によって「生産のやり方」(生産方式)が異なります。
「生産形態」は、企業や、作っている製品によって、変わってきます。
「制約条件」によって、いろいろな「生産形態」があります。
一般的には、次のような「生産形態」と「生産方式」があります。
生産の計画する期間による分類
生産の計画する期間によって以下の生産方式があります。大日程計画
「大日程計画」では、需要予測をもとに、「中期的」な「日程計画(生産計画)」を作成してゆきます。「計画期間」は、半年とか、1年になります。
「月」単位で計画します。
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中日程計画
「中日程計画」は、 「大日程計画や、お客様からの「受注」ををもとに実際に生産する「製品」と「数量」を決めます。「計画期間」は、1ヶ月から3ヶ月です。
「週」または「日」単位で、どの製品をどれだけ生産するかを決めます。
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小日程計画
「小日程計画」は、「中日程計画」やお客の注文をもとに実際に生産する「日程計画(生産計画)」です。どの仕事をどの職場で、いつ開始していつ完了するかを計画することです。
「計画期間は「7日」「週」から「10日」「旬間)です。
「日」または「時間」単位で、どの製品をどれだけ生産するか決めます。
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受注の生産の時期による分類
お客様からの「納期」や「受注から納期までのリードタイム」、「製造する側の時期」、「生産のリードタイム」などによって次のように分けられています。受注生産
お客様からの「注文」を受けてから「生産」をおこないます。見込み生産
前もって「見込み」で「生産」をおこない、在庫を持ち、お客様からの「注文」を受けてから「出荷」します。品種の数と生産量による分類
製品の「品種」の数と「生産量」によって次のように分類されています。小種多量生産
「品種」の数は少なくて「生産量」が多い生産形態です。中種中量生産
「品種」の数は中くらいで「生産量」も中くらいの生産形態です。多種少量生産
「品種」の数は多くて「生産量」が少ない生産形態です。製品の流し方による分類
製品の工程での「流し方」によって次のように分類されます。連続生産
1つの製品を「連続」して生産する「生産形態」です。
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ロット生産
数個から数百個などのまとめて、「かたまり(ロット)」で生産する「生産形態」です。
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個別生産
「1個」ずつ生産する「生産形態」です。
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この中で、製品の流し方によって「工程管理」が変わってくる「連続生産」「ロット生産」「個別生産」について、別途、説明します。
●「生産形態」の関連ページです。
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