生産(製造)の工程とは
生産(製造)の「工程」について説明します。
生産(製造)の工程とは
生産(製造)の工程とは、原材料や素材などの低い価値のものを、部品や製品などの価値の高いものに変換する作業やプロセス(過程)です。
生産(製造)の工程は、大きく「加工」 「運搬」「停滞・滞留あるいは貯蔵」「検査」の4つに分類されています。
つまり、工程は、工場で製品が作られるときの大きな「作業やプロセス」です。
自動機械でおこなわれる場合もあります。
設計どおりの機能、形状、寸法、精度を持つ製品を、生産するためには、部品の「加工」、「検査」、製品の「組立」、「検査」などの「作業」がなされます。
多くの場合、これらの「必要作業」は所定の工作機械と人手によってなされます。
人手を借りずに自動機械でおこなわれる「作業」もあります。
工具を用いて人手だけでおこなわれる「作業」もあります。
このように工作機械や自動機械、人手などでおこなわれる「作業」が「工程」と呼ばれています。
工場内の「工程」を「生産工程」や「製造工程」と呼んでいます。
原材料や素材や部品が製品として完成するまでに経由する工程の連なりが「工程順序」と呼ばれています。
生産(製造)の工程の構成
「工程」は、通常は、次の4つで構成されています。
- 作業者(Man)
- 機械(Machine)
- 方法(やり方:Method))
- 材料(Material)
「工程管理」は、この4つを管理します。
英語の頭文字の「M」をとって「4M」と言われています。
生産(製造)の工程の種類
「工程」には、製造する製品によっていろいろな「工程」があります。
「工程」は「JIS Z 82006」では、大きくは次のように分類されています。
- 「加工」
- 「運搬」
- 「停滞・滞留」あるいは「貯蔵」
- 「検査」
どのような「工程」も、上の分類に含まれています。
●「工程管理とは何か」の関連ページです。
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