工程とは
「工程」とは何でしょうか?
「製造業」では、よく使用されます。
「工程管理」は「工程」を「管理」することです。
まず、その「工程」について知っておく必要があります。
■1.工程とは
「工程」は、次のように定義されています。
「工程」とは、
「原材料が加工されて製品化される生産活動の進行過程」
です。
つまり、工場で製品が作られるときの大きな「作業」です。
自動機械でおこなわれる場合もあります。
設計どおりの機能、形状、寸法、精度を持つ製品を、生産するためには、部品の「加工」、「検査」、製品の「組立」、「検査」などの「作業」がなされます。
多くの場合、これらの「必要作業」は所定の工作機械と人手によってなされます。
人手を借りずに自動機械でおこなわれる「作業」もあります。
工具を用いて人手だけでおこなわれる「作業」もあります。
このように工作機械や自動機械、人手などでおこなわれる「作業」が「工程」と呼ばれています。
工場内の「工程」を「製造工程」と呼んでいます。
原材料や素材や部品が製品として完成するまでに経由する工程の連なりが「工程順序」と呼ばれています。
■2.工程の構成
「工程」は、通常は、次の3つで構成されています。
- 作業者
- 機械
- 方法(やり方)
「工程管理」は、この3つを管理します。
■3.工程の種類
「工程」には、製造する製品によっていろいろな「工程」があります。
「工程」は「JIS Z 82006」では、大きくは次のように分類されています。
- 「加工」
- 「運搬」
- 「停滞・滞留」あるいは「貯蔵」
- 「検査」
どのような「工程」も、上の分類に含まれています。
[工程管理の知識(ホームへ)]
11:002004