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工程管理の定義・目的・機能、工程計画、工程統制、工程の構成・種類


「工程管理」とは、何でしょうか?


まず、「工程管理」の「工程」について知っておく必要があります。


工程とは

「工程」とは何でしょうか?

「製造業」では、よく使用されます。

「工程管理」は「工程」を「管理」することです。
まず、その「工程」について知っておく必要があります。

工程とは

「工程」は、次のように定義されています。

「工程」とは、
「原材料が加工されて製品化される生産活動の進行過程」
です。


つまり、工場で製品が作られるときの大きな「作業」です。
自動機械でおこなわれる場合もあります。

設計どおりの機能、形状、寸法、精度を持つ製品を、生産するためには、部品の「加工」、「検査」、製品の「組立」、「検査」などの「作業」がなされます。

多くの場合、これらの「必要作業」は所定の工作機械と人手によってなされます。

人手を借りずに自動機械でおこなわれる「作業」もあります。
工具を用いて人手だけでおこなわれる「作業」もあります。

このように工作機械や自動機械、人手などでおこなわれる「作業」が「工程」と呼ばれています。


工場内の「工程」を「製造工程」と呼んでいます。

原材料や素材や部品が製品として完成するまでに経由する工程の連なりが「工程順序」と呼ばれています。

工程の構成

「工程」は、通常は、次の4つで構成されています。

  • 作業者(Man)
  • 機械(Machine)
  • 方法(やり方:Method))
  • 材料(Material)
です。

「工程管理」は、この4つを管理します。
英語の頭文字の「M」をとって「4M」と言われています。

工程の種類

「工程」には、製造する製品によっていろいろな「工程」があります。

「工程」は「JIS Z 82006」では、大きくは次のように分類されています。
  • 「加工」
  • 「運搬」
  • 「停滞・滞留」あるいは「貯蔵」
  • 「検査」
です。

どのような「工程」も、上の分類に含まれています。


工程管理とは(定義)


「工程管理」とは、次のように定義されています。

「工程管理」とは、
「お客様からの依頼された所定の製品を所定の数量だけ、所定の品質、原価で、所定の納期に納品できるように、 工場内で、製造設備、労働力、資材などを効率的に活用する管理活動です。」


つまり、「工程管理」とは、製造工程を効率的な方法で計画・運営することです。

「工程」を「管理」することです。

「工程管理」と同じようなものに「生産管理」があります。

「生産管理」とは、
「要求された品質、数量並びに納期どおりに最小のコストで、製造をおこなえるようにする管理稼働です。
企業目標を達成することです。」

よく似ていますね。

「生産管理」は、数年先の長期の売上・販売計画の作成から、製品の企画・受注・製造・出荷・売上までの生産全体を管理することです。

「生産管理」は、最近では、「工程管理」より範囲が広くなっています。

「工程管理」は、「生産管理」の一部の機能になっています。

「工程管理」は、「生産管理」の中の主に「製造」の部分を管理することで捉えられています。

このホームページも「工程管理」は、主に「製造工程を管理する」ことで説明しています。


工程管理の目的


何のために「工程管理」をおこなうのでしょうか?

「工程管理をおこなう目的」について説明します。

「工程管理」には、次のような「目的」があります。

製品の「品質」を維持するためです

お客様の要求にあった「品質」になるように加工する必要があります。
お客様の要求にあった製品を納入することにより、継続的な受注が可能になります。

「納期」を守るためです

お客様と約束した「納期」に納品する必要があります。
お客様から信頼され、販売活動が有利になります。
生産活動が安定します。

「生産期間」を短縮するためです

「生産期間」とは、受注して生産を開始してから完成品生産するまでの期間です。
「基準日程」や「生産リードタイム」とも呼びます。
短縮する必要があります。
「生産期間」を短縮することにより、お客様の納期に対して対応が容易になります。
販売活動が有利になり「受注生産」が可能になります。

「生産性」を上げるためです

「生産性」や人や機械の「稼働率」を上げる必要があります。
「作業能率」の向上や「製造原価」の低減ができます。

「仕掛在庫」を低減するためです

「仕掛在庫」の低減をおこなう必要があります。

「加工」の「停滞時間」を減少させることにより、「仕掛在庫」を、減少させて生産期間を短縮することができます。
在庫が減ることにより「キャッシュフロー」が改善します。
「原価」の低減もできます。

「製造原価」を下げるためです

「生産性」を向上させたり、「仕掛在庫」を減らすことにより、「製造原価」を下げることができます。


工程管理の機能


「工程管理」では、どのようなことを、おこなうのでしょうか?

「工程管理」の「機能」について説明します。

「工程管理」の「機能」については、「生産計画」と「生産統制」の2つに分けて説明しているものや、「工程計画」「生産計画」「生産統制」の3つに分けているものがあります。

このホームページでは、
「工程管理」は次の2つに分けて説明します。

  1. 工程計画
  2. 工程統制
です。

それぞれについて説明します。

工程計画

まず、製品を作る為には、どのように製造するのか作り方を決める必要があります。
そして、いつ生産するかを決めます。

「工程計画」は、大きく次の4つの機能に分けられています。

手順計画

まず、「手順計画」で「製品」の作り方を決めます。
「手順計画」で、作業や加工の順序、方法、作業時間、使用機械・設備、場所などを明確にします。


工数計画(生産能力計画)

次に、製品を作る為に必要な「人員」の「負荷(仕事量)」や「機械」の「生産能力」の情報を作成します。
「工数計画」と呼んでいます。
また、現在の「人員」や「設備」などの「生産能力」を計算するための基本の情報にもなります。

製品ごとの、「標準工数」をもとに、工程別、機械別に「必要工数」(負荷/仕事量)を求めます。
そして、必要な「機械台数」「必要人員」を計算します。
保有している「機械」「人員」と比較して調整をおこないます。


負荷計画

「負荷計画」は、「日程計画(生産計画)」の日付別の数量などを使って、「工数計画」の情報を基に、「日程計画(生産計画)」に必要な「必要工数」(負荷/仕事量)を計算します。
現在の「人員」や「機械・設備」の「生産能力」と比較します。

「生産能力」が不足している場合は、適切な対策を立てます。
対策後、まだ「生産能力」が不足する場合は「日程計画(生産計画)」を変更します。

「負荷計画」を「工数計画」に含めている場合もあります。


日程計画(生産計画)

「日程計画」は、製品を生産する計画です。
「生産計画」とも呼んでいます。
「大日程計画」、「中日程計画」、「小日程計画」など、大まかな計画から詳細な計画まであります。
また、「材料計画」、「外注計画」など目的によって、いろいろな種類の計画があります。


工程統制

「工程統制」は、「工程計画」通りに実際の生産が、おこなわれるように「統制」します。

「工程統制」は、次のように分類されています。

作業手配(差立)

「日程計画」にもとづいて、「作業指示」「標準書」「必要な資材」(原材料や部品)の準備をおこないます。


進捗管理

「進捗管理」は、生産の進捗を管理します。
「日程計画」と「実績」との差異をチェックして、納期遅れに対して、対策をおこないます。


余力管理

「余力管理」は、「負荷」(仕事量)と「保有能力」(生産能力)との差を把握し、「負荷」(仕事量)の平準化を図ります。


現品管理

「現品管理」は、生産した「製品・仕掛品」の「所在(工程)」「数量」を管理します。
リアルタイムに管理します。


実績資料管理

「実績資料管理」は、生産実績の情報を収集し、「量」、「品質」、「効率」、「生産性」などを分析します。
今後の「工程管理」に生かします。


それぞれについては別途、説明します。




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