工程管理システム


「工程管理システム」について説明します。

まず、企業の全体のシステムについて説明します。

次の図は、一般的な「製造業」でのシステムの全体像です。
「製造業」では、企業の中で、いろいろなシステムが動いています。




■1.製造業の全体のシステム

製造業では、製造している業種によっても、機能やサブシステムが異なっています。
一般的な機能について説明します。

大きく、「販売管理システム」、「生産管理システム」、「工程管理システム」、「購買管理システム」に
分けられます。

それぞれのサブシステムについて説明します。

  • 「販売管理システム」は、

    1. 注文を受ける「受注管理システム」
    2. 商品を保管及び管理する「在庫管理システム」
    3. 出荷をおこなう、「出荷管理システム」
    4. 売上や請求をおこなう「売上管理システム」

    などのサブシステムに分かれています。

  • 「生産管理システム」は、

    1. 受注したときに、納期を解答する「納期回答システム」
    2. 今後の需要を予測する「需要予測システム」
    3. 受注情報や需要予測からこれから生産する為の計画を立てる「生産計画システム」
    4. 生産計画から、部品や原材料の調達を計画する「調達計画システム」

    などのサブシステムに分かれています。

  • 「工程管理システム」は、

    1. 実際に製造条件や工程の在庫などを管理する「工程管理システム」
    2. 品質を管理する「品質管理システム」

    などのサブシステムに分かれています。

  • 「購買管理システム」は、

    1. 部品や原材料を購買を管理する「購買管理システム」
    2. 部品や原材料の入庫や出庫をおこなう、「仕入管理システム」
    3. 支払いを管理する「支払管理システム」
    4. 部品や原材料を保管及び管理する「在庫管理システム」

    などのサブシステムに分かれています。


2.工程管理システム

上のシステムの中で、製品の製造に関わっているのが「工程管理システム」です。

製品や生産形態によって異なりますが次のような機能を持っています。

  • 在庫管理
  • 作業条件管理
  • 進捗管理
  • 品質管理
  • スケジューリング(生産能力管理)

などです。

「工程管理システム」は、ERPパッケージのサブシステムとしても販売されています。

「ERP」は、「Enterprise Resource Planning」の略です。
日本語では、「統合業務パッケージ」などと呼ばれています。

「ERP」は、データベースが一元化され、各サブシステム、会計、購買、在庫、販売、生産が連携されていて受注から生産、出荷、売上まで管理できる統合化されたソフトです。

でも、可能であれば、自社で開発すべきです。

製品を製造するノウハウの、製造技術や生産技術、品質管理技術は、システムと一体になっています。
もし、外部のパッケージソフトなどを使うと、そのノウハウはシステム開発会社が持つことになります。

そして、同業他社に販売されます。
他社も、同じ製品を作るようになります。

せっかく、長年かけて、企業が蓄積したノウハウが漏れてしまいます。

「工程管理システム」だけは、自社で開発することをお勧めします。



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