資材所要量計画(MRP)


「資材所要量計画」について説明します。
「MRP」とも呼んでいます。

「MRP」は、「Material Requirement Planning」の略です。
日本語では、「資材所要量計画」と呼んでいます。

「資材」の「必要数量」を計算するやり方です。

「中日程計画(基準生産計画)」で生産する「製品」と、「期日」(生産日や週)と「数量」が決まりました。

でも、「原材料や部品」がないと製品の生産は出来ませんね。

原材料や部品点数が少ないと問題はありませんが、多いと大変です。

その為には、原材料や部品の必要数量を正しく計算して、資材の発注をおこなう必要があります。

「資材所要量計画」(MRP)のやり方が、使用されています。


■1.資材所要量計画(MRP)の目的

「資材所要量計画」(MRP)は次のような目的があります。

  • 「顧客サービス」の向上
    部品切れなどが少なくなりますので、顧客の納期に間に合わせることができます。

  • 「在庫・仕掛品在庫」の削減
    必要な「資材」をタイムリーに調達できますので、工程での「待ち時間」を短縮することができます。
    部品や仕掛品の「在庫」を削減することができます。

  • 購買品の「原価低減」
    効率よく資材の発注ができるようになりますので、原価を下げることができます。

  • 「直接要員・間接要員」の生産性向上
    効率や精度よく資材を調達できるようになりますので、生産性が向上します。
などです。


■2.資材所要量計画(MRP)の流れ

「資材所要量計画(MRP)」は次のような流れで行われます。

  1. 資材所要量展開
    「部品表」を使って、「短期生産計画(中日程計画/基準生産計画)」を使って、原材料や部品の必要な「所要量」を計算します。

    「部品表」とは、「BOM」とも呼ばれています。
    「BOM」は、「Bill Of Material」の略です。
    「製品」がどのような原材料や部品から構成されているのか、何個の部品から構成されているの情報です。

    複雑な「BOM」の場合は、工程別にデータを持っていて必要数量を計算します。

  2. 「正味所要量」の計算
    原材料や部品の在庫を差し引きます。
    原材料や部品の「正味の所要量」を計算します。

  3. 「リードタイム」の前倒し
    調達のリードタイムを前倒しします。

  4. 「発注残」の数量を引く
    既に発注済みの「発注残」のデータを引きます。

  5. 「ロット」まとめ
    「調達ロット」ごとにまとめます。

  6. 「発注計画」の作成
    業者へ発注するための「発注計画」を作成して、発注します。

「資材所要量計画(MRP)」は、部品点数が多くなると手計算では、難しくなりますので、最近ではコンピュータで計算する方が多くなっています。


■3.資材所要量計画(MRP)に必要な情報

「資材所要量計画(MRP)」を作成するためには、次のような、「情報」が必要です。
「情報」と「内容の例」です。


情報 内容例
短期生産計画
(中日程計画/基準生産計画)
製品名、数量、生産日時など
構成部品情報(部品表:BOM) 部品名、数量、ロットサイズ、
発注リードタイムなど
在庫情報(資材の在庫) 部品名、在庫数
品目情報(製品の基礎情報) 製品名
製造工程情報 歩留まり、
設備情報 稼働率

などです。



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