基準日程(生産リードタイム)


「基準日程」について説明します。
「基準日程」は、「生産リードタイム」や「生産期間」とも呼んでいます。

「基準日程」とは、
「製造スタートしてから出荷するまでの、標準的な日程、生産期間になります。」


「受注生産」については、お客様からの注文には、「納期」があります。
「納期」は、製品をお客様に納品する日です。

「納期」通り、製品を納入するには、前もって生産する必要があります。
どのくらい前にに生産するのか、その期間に「基準日程(生産リードタイム)」は使用されます。

標準的な生産の「着手日」は「完成予定日」や「納期」から「基準日程」(生産リードタイム)の日数を引けば決められます。

「日程計画(生産計画)」の基礎になります。


■1.基準日程(生産リードタイム)の構成

「基準日程(生産リードタイム)」は次の4つから構成されています。

  • 加工時間
  • 検査時間
  • 運搬時間
  • 停滞時間

です。

「停滞時間」は、次の3つに分類されます。
  • 加工待ち
  • 検査待ち
  • 運搬待ち

です。

この中の「加工時間」に、前ページで説明した「標準時間」が使用されます。


■2.基準日程(生産リードタイム)の構成

実際の「基準日程(生産リードタイム)」の構成について例をあげて説明します。
「基準日程(生産リードタイム)」の一般的な構成は次のようになっています。

●当該工程の基準日程(生産リードタイム)

工程名 作業の分類 基準日程の構成
加工工程 加工待ち時間 (停滞時間)
加工時間 (加工時間)
段取り時間 (加工時間)
検査工程 検査待ち時間 (停滞時間)
検査時間 (検査時間)
運搬待ち時間 (停滞時間)
運搬時間 運搬時間 (運搬時間)
次工程へ


基準日程(生産リードタイム) = 加工・検査時間+工程間運搬時間+停滞時間


■3.基準日程の用途

「基準日程(生産リードタイム)」は、次の用途に使用されます。

  • 「日程計画(生産計画)」の基礎資料として使用されます。

  • 「基準日程(生産リードタイム)」を設定することで、停滞のムダを把握することができます。
    停滞を省くことで「生産リードタイム」の短縮、「仕掛品」のコントロールや削減などをおこなうことができます。

などです。


■4.基準日程(生産リードタイム)の注意事項

「基準日程(生産リードタイム)」では、次のことに注意する必要があります。

  • 「個別生産」では、「標準時間」をベースに「基準日程(生産リードタイム)」を作成することができます。
    「標準時間」は、1個、生産する標準の時間ですので、「標準時間」と「基準日程(生産リードタイム)」は近くなります。
    でも「ロット生産」では、「ロットサイズ」を考える必要があります。
    「ロット」で工程を動きますので、「標準時間」と「基準日程(生産リードタイム)」は異なってきます。

  • 「ロット生産」については、製品の「ロットサイズ」の変更により「基準日程(生産リードタイム)」が、変わってきます。

  • 「操業度」が変化することにより、「仕掛在庫」が変わります。
    そのため、「基準日程(生産リードタイム)」が変わって来ます。

  • 1日の稼働時間によって「基準日程(生産リードタイム)」が変わって来ます。
    「基準日程(生産リードタイム)」は一般的に「日数」が使用されています。
    「24時間稼働」する場合と、「8時間稼働」する場合では、
    「基準日程(生産リードタイム)」の日数が変わってきます。

などです。



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