工数計画


「工数計画」について説明します。

「工数計画」は、製品の加工に必要な「仕事量」を決めることです。
「仕事量」は、「負荷」とも呼んでいます。


「工数計画」に似たものに「負荷計画」があります。

「工数計画」と「負荷計画」を同じに定義している場合や、人を対象にする場合を「工数計画」と呼ぶ場合もあります。

このホームページでは、

  • 「工数計画」は、作業量の「所要工数」(仕事量/負荷)を計算すること
  • 「負荷計画」は、「工数計画」を使って、「負荷」(仕事量)と 「生産能力」を調整した「生産計画・日程計画」を作成すること

で説明します。


■1.工数計画とは

「工数計画」とは、
「製品の加工に必要な工数を、工程別あるいは部品別に人・時などの所要工数に換算すること」

です。

「日程計画(生産計画)」に必要な「人員」や「機械・設備」の「所要工数」(仕事量/負荷)を計算するときの基本情報になります。

そうでないと、どのくらいの「人員」が必要なのか、現在の「機械・設備」の「生産能力」で十分なのかわかりませんからね。

また現有の「人員」や「機械・設備」の「生産能力」を計算するときの情報にもなります。

「生産能力計画」の基礎になります。

「個別生産」では、「工数計画」で「生産能力」を計算します。
「ロット生産」では、「工数計画」や「生産量」で「生産能力」を計算します。


■2.工数とは、

「工数」って聞いたことがありますか?
あまり聞きませんね。

「工数計画」を計算するには、まず、「工数」について理解しておく必要があります。

「工数」は、「JISZ 8141-1227」に、次のように定義されています。

「工数」とは、
「仕事量の全体を表わす尺度で、仕事を一人の作業者で遂行するのに要する時間」

です。

つまり、
「工数」とは、「作業者1人」による「仕事量」の単位です。

次の3種類の単位が用いられます。

  • 人日
  • 人時
  • 人分
です。

一般的には「人・時」を使用することが多いですね。
「1人で1時間の作業」になります。

自動機械による作業の場合には、1台分の機械の稼働時間が基本になります。

「工数計画」とは、製品別の「日程計画(生産計画)」の「生産数量」に対して必要な「工数」を、工程別あるいは、部品別に「人・時」などの「所要工数」に換算することです。


■3.工数計画の用途

「工数計画」は、次の用途に使用されます。

  • 負荷計画
  • 基準日程計画
  • 生産計画や日程計画
  • 人員計画
  • 設備計画
  • 原価計算

などの基礎資料になります。
とても重要です。


■4.工数の決め方

「工数」はどのように決めるのですしょうか?

「工数」を決めるには、製品が工程で加工されるときの時間が必要になります。
「標準時間」と呼んでいます。
「工数」は「標準時間」で決めます。

「標準時間」をどのように決めるのかは別途説明します。



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