IE(インダストリアルエンジニアリング)とは


「IE(インダストリアルエンジニアリング)」について説明します。

「IE(インダストリアルエンジニアリング)」って聞いたことがありますか?

「IE」は、戦後、アメリカから導入された手法です。
かなり昔からあります。
「工程管理」の技術の一つです。

工場内の「工程」や「作業」を分析する手法です。

今でも、トヨタの生産方式の現場や多くの工場で使われています。

「IE」とは、「Industrial Engineering」(インダストリアルエンジニアリング)の略です。

日本語では、「生産工学」などと呼ばれています。

通常は、「アイイー」とか、そのまま「インダストリアルエンジニアリング」と呼んでいます。

「IE」は、無駄のない最善の方法を作り出すための手法です。
「生産性向上」と「原価低減」をおこなうことができます。

「工程管理」には、必要な知識です。


■1.IE活動とは

IEの手法を使って改善する活動を「IE活動」と呼んでいます。
次のようなことです。

  • 顧客の求めている「品質・性能」の製品を、もっとも「安いコスト」で、所定の「納期」までに作るために、

  • 「工程」「作業」「運搬」「レイアウト」「設備」「治工具」「管理手続き」などについて

  • 「流れ」「順序」「方法」「配置」や「能率」のデータをIE手法を用いて、科学的に把握、分析し

  • 「能率向上の原則」、「5W2H法」(5W1HにHowMuchを加えた)などによって、「ロス」や「無駄」を見つけたり、「改善策」を検討し、多くの衆知を結集して「能率の維持・向上」や「改善」に組織的に取り組む活動のこと。

です。


■2.IE手法を活用する目的

「IE手法」を活用する目的は次のようなことがあります。

  • 工程での生産の「実態」を系統的に把握することができます。

  • 「ロス」や「ムダ」などの事実をできるだけ早く見つけることができます。

  • 工程での生産の「改善」や「標準化」を系統的に実施することができます。

  • 「人」「機械」「材料」「エネルギー」を効率よく使用することができます。

などです。


■3.IE手法を使用するメリット

「IE手法」を使用するメリットは次のようなことがあります。

  • 分析手順さえ間違えなければ、誰でも「同じ結果」が得られます。

  • 事実を「定量的」に分析することができるので検討が加えやすい。

  • 「記号化」「図表化」することにより共通の言葉で検討ができます。

などです。


■4.IE手法を使うときに注意すること

IE手法を使うときに注意することは次のようなことです。

  • 「客観的」であること

  • 「定量的」にみること。問題を定量化します。

  • 「事実」をありのまま分析します。

  • 「記号化」「図表化」「グラフ化」すること。

  • 「系統的」に分析すること

などです。


■5.IE手法の種類

IE手法には次のような種類があります。


分析の項目 説明 IE手法
時間研究 機械、作業者を時間で分析する手法です。 ・ストップウォッチ法
・PTS法
・統計的標準
・標準時間資料法
工程分析 「工程」を分析する手法です。 ・単純工程分析
・作業者工程分析
・製品工程分析
・フローダイアグラム
動作分析 作業者の「動作」を分析する手法です。 ・微動作分析
連合作業分析 一つの作業を、複数の人や機械を使っておこなう「組作業」において、最良のバランスがとれるような編成をするために、作業者の時間の「相互関係」を分析する手法です。 ・MMチャート
ライン編成分析 作業者の「作業配分」の分析手法です。 ・ピッチダイアグラム
稼働分析 機械の「稼働率」や人の「作業割合」などを分析する手法です。 ・連続観測法
・ワークサンプリング
マテハン
(運搬管理)
「移動」や「運搬」を分析する手法です。 ・運搬工程分析
・運搬活性分析
レイアウト 機械、人の配置や物の流れなどの「レイアウト」を分析する手法です。 ・フロムツーチャート
・アクティビティ関連図
ビデオ撮り 機械や作業者をビデオで撮影して分析します。


いろいろありますね。


この中で重要な手法について、別途説明します。



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